予防接種
BCG接種後の反応(正常と異常)
●通常の接種部位の変化
BCG接種後10 日目ぐらいから接種した針のあとが赤いポツポツになり、一部に小さいうみをもつことがあります。この反応は、接種後4 週間頃に最も強くなりますが、その後はかさぶたになり、かさぶたがとれると、あと(痕)はきれいになり残ります。接種部位のかさぶたがとれるまでは、もんだり、こすったり、ひっかいたりしないで清潔に保ちましょう。
接種後10日頃 |
接種後4週間頃 |
接種後3カ月頃 |
※ 接種部位の反応には個人差がありますので、写真のような経過になるとはかぎりませんが心配いりません。
●接種後10日以内に局所が強い発赤、腫れ、化膿(黄白い“うみ”)した場合
写真のように通常の反応よりも強く発赤、腫れ、化膿(黄白い“うみ”)が10日以内の短期間に出現した場合は『コッホ現象』の疑いがあります。検査が必要な事もありますので御相談下さい。接種の後3日目頃から見られやすいです。
※接種後、4週間頃の写真のような反応は、通常の反応ですので心配いりません。
●BCG接種後4週間たっても接種痕が全く見えない場合
接種が有効でない場合があります。半年から1年程度してツベルクリン反応で効果を確認することがありますのでご相談ください。