下痢の時の食べ物・飲み物(乳児の場合)
母乳の場合
下痢のときも母乳はそのまま続けてかまいません。飲みたがらないときや吐き気の少しあるときは、授乳を短時間で切りあげて回数を多くして下さい。1回量が多いと吐きやすいです。良くなってきたらいつものとおり、欲しがるだけ飲ませてください。
ミルクの場合
下痢のときにミルクをうすめる必要はありません。飲みたがらないときや吐き気の少しあるときは、1回量は少なく回数を多くして下さい。1回量が多いと吐きやすいです。良くなってきたらミルクをもとの量に戻してください。
また下痢が長引く場合はラクトレス(明治)やノンラクト(森永)などの下痢治療用ミルクも効果があります(乳糖があらかじめ分解されているミルクで、薬局に小さい缶が売っています)。
離乳食を食べている場合
吐き気がなくて食べられるようになれば、これまで通りの離乳食を続けます。おかゆ、ベビーせんべい、ウエハース、にんじんやかぼちゃの煮つぶし、煮込みうどん、白身魚の煮付け、鶏のささみ など消化の良いものを与えて下さい。
下痢の時の食べ物・飲み物(幼児以降)
水分を十分おぎなうことが大切
水分補給が一番大切です。下痢で水分が失われるので水分を摂取する必要があります。水分を多く飲むから水っぽい下痢になるのではありません。
下痢の時には水分のみでなく塩分も体から逃げて行きます。水、お茶、甘いジュースには塩分が含まれていないので、これだけでは塩分不足になってぐったりするので注意しましょう。
イオン飲料やスープ、みそ汁などを上手に利用しましょう(病院で処方するソリタ顆粒や市販のOS−1、アクアライト等のイオン飲料は塩分濃度が理想的です)。
*炭酸飲料やジュースは控えましょう。
消化の良い物を心がけましょう
吐き気がなくて食べられるなら、栄養を補うために消化の良い食事も始めます。
野菜スープ、リンゴのすりおろし、とうふ、バナナ、おかゆ、うどん、パン、白身魚の煮付け、鶏肉、煮野菜など