診療内容

HOME > 診療内容 / 子供に多い病気 / 発熱について

発熱について

体温の測り方体温計体温のはかり方と正常の体温について

子供さんは年齢が低いほど体温は高めで、耳で測るとワキよりも高くなります。1日の間でも朝方は低く午後に高くなります。測るときには10分間は安静にして、運動後や入浴後も高くなるので避けましょう。個人差はありますが腋の下で測って37.5度以上、または平熱より1度以上高いときは発熱と考えます(普段の平熱を知っておきましょう)。
水銀体温計や電子体温計を使って腋の下で測るときはワキの汗をきちんと拭いてからくぼみの真ん中に体温計を挟むように前下方から後上方に挿入します。
耳式は一瞬で測れるのですが、正しく測定しないと誤差が大きくでます。耳垢が溜まっている時や、赤外線センサーが鼓膜の方向を向いていないと間違った値になります。

救急箱発熱の対処

まずは発熱の原因を調べるために、医師に発熱がいつからあるか、体温はどのように変化したか、家族や学校で流行している病気はないか、咳や鼻、下痢など他の症状がないか伝えてください。発熱は体の防御反応なので、むやみに下げるのはよくありません。解熱剤で熱が一時的に下がっても病気が早く治るわけでもありません。しかし、高熱でお子さんの体力が消耗するときは解熱剤をうまく使ってあげましょう。病気の治療に役立つこともあります。熱の高さよりも以下のようなサインに注意して観察しましょう。

  • 明らかにぐったりして機嫌が悪い。
  • 顔色が悪く表情がさえない。
  • 咳がひどくて眠れない、下痢やおう吐がひどい、けいれんした。

→こういったサインがあれば早めの受診が必要です。

家自宅での対応で心掛けること

*食事について・・・体調が悪いときは食欲が落ちます。まずは水分補給をして消化の良いものを少しずつ食べさせましょう。吐き気があるとき無理に食事をとらせなくともイオン飲料や経口輸液剤(ソリタ顆粒)などから試すのも良いでしょう。乳児では普段の母乳やミルクを主に、幼児や学童では水分補給もかねてプリンやアイスを利用しても良いです。食欲が出てきたらリンゴのすりおろしや卵豆腐、野菜雑炊、煮込みうどん、白身魚やささみの煮込みなど消化の良いものを摂りましょう。

  • 部屋の湿度や温度を快適に:寒すぎず、暑すぎず、乾燥しすぎない環境が良いです。
  • 安静:無理せずゆっくり休ませることも大切です。
  • 水枕などで冷やすと楽になることも。
  • 汗をかいた衣類はこまめに着替えましょう。
▲ページの先頭へ